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こんにちは。吉野美奈子です。 今日から数えて10日前に突然[NY ARTS]というアート誌から誘われて、マイアミに行ってきました。それで、昨日、夏風さわやかなマイアミから、足下の凍るNYに舞い戻ったのですが、激しく疲労した6日間の後に、この温度差はさすがにタフな私でもかなり応えた! ぶるるっ。 さて、なにゆえにマイアミかというと、現地では国際アートエキスポ「アートベイジルマイアミ」が開催され、私の作品も[NY ARTS]のほうから5点紹介されることになっていました。会場で公開されるDVDのほかに、新刊の[NY ARTS]でも作家紹介にあわせて10月の青山個展などの記事が掲載されており、これが会場で配布されるというので興味津々。そこがいったいどんなところなのか、やっぱりこの目でみてみたい! と思っているところに同行を誘われ、休みもお金もあった訳ではないのですが、一つ返事で決めてしまいました。これ、美奈子流。 時間やお金というのは、人生の魔法の顕著な例で、進行方向が正しければなんとかなると私は信じています。この「信じる」というのが、「力」というか、たぶん私のとんでもないところで、本当に疑いがないので超すれすれなんだけども一応なんとかなっちゃう。と、勿論、言うほど、実際問題、現実は簡単ではないのですが、しかし。 直感が冴えてるときに、それを疑ってはダメです。 人は宇宙という大きな意識やリズムの一部ですから、ウェーブがきたときは、恐れないで、逆らわないで、疑わないで、それに乗ってみるべきだと私は思うのです。人生は素敵な冒険旅行で、自分をめがけてやってくるウェーブは宇宙の意識との交換のようなものです。このとき、ポイントはやっぱり可能な限り自分のベストを尽くすことで、こちらが限界を出していないと、何事も素敵なことは起こりません。すべてのエネルギーは反応しあっているからです。でも、こちらが必死でがんばってると、必ずサポートがあります。それをどうか信じてください。 それが信じられないと、 本気で「アート」なんて続けられないよね。 アートみたいに保証のない世界はどこかのお金持ちのご子息だけがやるものになっちゃう。 どうかそういう既成概念から自由になって 貴方のアートを待っていてくれる世界を信じてください。 そして、描くことを、創ることをあきらめないでください。 どうか、貴方が愛する「描くこと」を止めないでください。 横にそれてしまいました。あれ、なんだっけ。そうそう、マイアミアートベイジル。これに参加したマイアミでの6日間は、やっぱり本当に無理をして行っただけ、充実の嵐のような日々で、筆舌に尽くしがたいとはまさにこのことです。 が、マイアミの報告はちょっと横においといて、さきに、どうしてもみなさんにお話したいと思ったことがありました。私はみなさんが、どのようなレベルで制作をしていらっしゃるか知りません。どんな目的や夢を持って描いていらっしゃるかも存じません。誰に観てもらわなくても、ただ描いてるだけで幸せという方も多いかもしれません。ここで、私がお伝えしたいと思っていることは、21世紀のこれからのアーティストとしての1つの提案で、これをみなさんがどんな風に解釈されてもかまわないのですが、特に、これからという世代の方たちには前向きに考えてもらいたいと思っていることが2点あります。 まず、ひとつめは、ぜひ、ご自身の「Webサイト」をお持ちください。 そもそも[NY ARTS]が私にコンタクトしてきたのは、私のWebサイトがあちらのサーチにひっかかったからです。向こうは、サイトの中のギャラリーですでに作品やステートメント、プロフィールなどをチェックしていて、それから連絡してきます。 フラッシュががんがんはいっているようなファンタジックなものじゃなくてもいいのです。とにかく、まず、「みせる」ということをはじめてください。いつか未来に、っていう考え方をやめて、今、つくることができるものをつくりませんか。未来のいつかを待っている間に、チャンスはどんどん逃げて行ってしまうかもしれません。自分の人生のステップを、ステージを先にすすめてみませんか。私が日本で描いているときに、囚われていたとんでもない錯覚は、芸術一族の出身じゃなければ、どこかのコンペでなんとか賞っていうのをとらないと、アートでは生きてゆけないんじゃないか、みたいなとんちんかんな思考でした。それでも、評論家に媚びようっていう発想はまったくありませんでしたが、私の周りにアーティストという人種は全くいませんでしたから、なんだかよくわからなかったわけです。 もし、あなたがビジュアルアーティストで、世界に作品を見せたいと考えている作家であるなら、Webサイトは素晴らしいプレゼンテーションの場です。勿論、作品の再現性の問題はありますが、それに文句を言ってこの新世紀のツールをスキップするのはあまりにも惜しいと私は思います。自分がおりあえるボーダーをみつけてください。複雑なものを持つ必要はなく、むしろ、シンプルなほうがいいかもしれません。そして、次の重要なポイントは、これを、是非、「英語でも」創ってください。英語は、日本人であれば何年間かは必ず義務教育で、またはそれ以上勉強していらっしゃる方も多いでしょう。作品のタイトルを辞書で調べて英語におきかえるだけでかまいません。つたない英語でもいいのです。だって、私たちは日本人で、ネイティブのように英語が使えるはずがないんです。ここでのポイントは、完璧な英語にするということではなくて、「このサイトを世界に見せたいか、否か」なのです。英語という言葉が、日本だけのサイトから貴方のフィールドを世界に広げてくれるのです。想像してみてください。それは素晴らしいことだと思いませんか? 実際、NYにいる日本人アーティストの友達が、日本語だけのどこかのサイトの1ページに作品を出していて、こちらの人たちにサイトを聞かれて状況を話すと、そのたびに「それじゃぁ、しょーがないわねぇ」。そう、これでは「無い」のと同じなのです。ぜひ、世界で使えるサイトをお持ちください。例えばアートエキスポの会場では、山のように印刷物がでていて、そんな中でどんな作品集を手渡してもみてもらえるはずもなく、私自身もそうでしたから、70%以上の収集した紙情報は現地でゴミに変わりました。重たくて持って帰れないのです。なので、次につくっていただきたいのが、「Webのアドレスの入ったアーティストとしての名刺」です。ギャラリーにでも、アートマガジンにでも、挨拶代わりに言いましょう。 「Please visit my web-site」(Webサイトをご覧ください) 「We’ll take a look」(拝見しましょう) この会話が日常的になっています。 そんなのは、美奈子さん、貴女がNYにいるからで、日本はそうじゃないのよ、って思われた方、確かに日本はまだ、そうじゃないのかもしれません。私がなりゆきでお手伝いしている日本で25年以上も開催されている「国際なんとか展」というのがあるのですが、こちらの作家に紹介したくても、そこにも、アクセスできるサイトが無いのです。それをNYで言っても、こちらの人は信じてくれないので、その展覧会の存在自体が「?」になってしまうわけです。「国際」とつけておきながら、英語でアクセスできるサイトも、レビューもないとなれば、はたして、海の向こうのその展覧会は本当に存在するのか? と思うのはごくごく自然な発想です。このように、Webサイトはひとつの存在証明になってきていて、フィールドを世界に広げるにはかかせない時代になってきていると私は感じます。 話を少し戻して、そうそう、日本はそうじゃないのよ、だから、必要ないのよ、と思われた方。NYやロンドンに出かけたとき、近い未来にアートエキスポにでかけたとき、試してみたいと思いませんか? そうはいっても、ちょっとやそっとで、できるものではありません。サイトはまさに一つの作品です。ギャラリーやポートフォーリオや、いろいろな要素をもっている総合プレゼンテーションで、だからこそ、しっかり前もって準備しなければなりません。 もう少しだけ、この件に関してガイドしたいと思います。これは私自身が手探りだったので、その体験をもとにお話ししています。どうも、アート関係は個人競争思考から秘密主義が多くて面倒だったりするのですが、私はとにかくオープンです。純粋に、もっと多くの日本のアーティストが世界で活動できればいいと願っているだけです。そうしたら、日本のアートももっと元気になるかもしれないという 夢を持って。 さて、「アーティストサイト」をつくるにあたって、絶対に作家がしなければならないことは、次の1点です。 まずこれがなければ話になりません。 次に、できるなら、ここまでは作家の責任でやることが理想だと思うのは 写真がまずければ、作品が良くても、この時点でダメなのです。 ここは慎重にすすめなければいけません。撮影には是非立ち会ってください。 で、この先の実際のサイトの構築作業は、私はあっさり人にゆだねてよいと考えます。 というか、私は機械はぜんぜんダメなのです。一応半年間勉強もしてみたのですが どうも向いてない。そういう私のような作家さんは世の中にすごく多いと思う。 勿論、自分でできる方は、是非そうされたらいいと思います。がんばってください。 が、向いてない方は無駄な努力をやめて、できる方にまかせましょう。自分ができないからといってあきらめる必要はありません。人にはそれぞれ役割があります。 人間は自然の中の一部ですから、桜の木に、薔薇の花が咲かないように、人にもそれぞれ、「なるべくしてある自分」というのがあると思います。 パソコンにむかってイライラする時間、作家はどんどん新作を創るべきです。ベクトルの合っている方向にエネルギーを注いだ方が全てにとって効果的だと私は思います。 そうなると、できる友達をたよるか、プロに依頼するかの2つになってくるのですが、たよれる知り合いのいない方には、ネットでリサーチをかけられるのも手段だと思いますし、気に入ったサイトを持っている作家さんにWebデザイナーさんを紹介してもらうのも良いと思います。聞かれる前に、先回りしてご案内しますが、もし私のStudio Mのサイトが気に入った方がいらっしゃったら、ぜひ、MのWebクリエイション部のほうへお問い合わせください。断っておきますが、私はこの件ではいっさいお金儲けとかしてません。純粋に、デザイナーさんを紹介しています。しかし、私のサイトにかかわってくれているMのWebチームは最高です。 是非、StudioMのサイトをご覧ください。 このWebギャラリーで「ビーナス誕生」という大理石の彫刻を発表したときに、私は東京、NY、バルセロナから購入のオファーをもらいました。そして作品はNYで落札となりました。日本語のトップページ、Mニュースの中に、Webチームへのダイレクトアクセスをのせました。 メールでお気軽にどうぞ。 全ては情熱と意志の力に比例します。 人生の魔法を信じてください。 ![]() Birth of Venus(ビーナス誕生) 本体:バーモントマーブル(USA)/ベース:エジプシャンマーブル(エジプト) ”魔法を信じてください” ![]() Minako in Miami beach 2005 Dec. 『はじめまして、MINAKOです。―作品集の考え方―』No.001 『NYの OPEN STUDIO』No.002 『NYの OPEN STUDIO その2』No.003 『ART BASEL in Miami Beach/世界へのアプローチ』No.004 『NYアートの洗礼』No.005 『ニューヨークアートを体験しませんか?』No.006 『NYアート留学体験参加者募集』No.007 『黒姫受賞とNYアート体験一期生』No.008 『NY流お絵描きワークショップ&サマーパーティ in 東京!のご案内』No.009 『2006/12/7 NY直輸入吉野美奈子石彫刻展(12/17~12/23)& 絵画とダンスコラボレーション“つらなり”& 111幻アートスクールワークショップ (12/17~23)in Tokyoのご案内』No.010 『幻の記憶(111アートスクールレポート)』No.011 『生きる場所(吉野美奈子個展公演レポート)』No.012 『夢見る人々に NEVER TOO LATE 』No.013 『アメリカ独立記念日 』No.014 『吉野美奈子制作奮闘ダイアリー』No.015 『「光のアリア」個展報告と「チェルシーのギャラリー」』No.016 『いろんなアートの形(yozgalleryとmottainainy) 』No.017 NYアート体験レポート 『NYアート体験レポート』No.001 石塚智寿 編 『NYアート体験レポート』No.002 よしだみおき 編 『NYアート体験レポート』No.003 加藤健太郎 編 『NYアート体験レポート』No.004 上原和江 編 『NYアート体験レポート』No.005 庄司 純 編 |
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Biography 吉野美奈子 (画家・彫刻家・詩人) ニューヨークを拠点に活動する コンセプチュアル・ビジュアル・アーティスト。 ●吉野美奈子official website ●吉野美奈子blog |
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2001年 渡米。 一貫して「大いなる愛・宇宙的生命のつながり」をテーマに作品を発表。絵画・彫刻ともに作風は、有機的かつ霊的。建築、音楽、舞踊をはじめ様々なアーティストのインスピレーションとなりコラボレーションに参加、その活動はNYタイムズでもとりあげられる。日本、米国をはじめ世界の各地で作品を発表。 2004年6月、米国最古の彫刻協会ナショナル・スカルプチャー・ソサエティーより 「平和のためのシリーズ」にて新人賞奨学金を受賞。 2005年3月、NY国連NGOアースソサエティ表彰式にて、舞踊家佐藤道代ととも に吉野の絵画に基づくアートプレゼンテーション「アース&ヒューマニティ」を発表。地球保護に関わる世界の知識人より喝采をあびる。 2006年黒大理石の代表作「Awaken(目覚め)」通称黒姫により、全米女性作家協会より日本人女性彫刻家として初の名誉賞を受賞。 卓越した技による独自の世界観の徹底した表現と、多方面での活躍に、NYメトロポリタン美術館、国連エクジビション部、全米具象彫刻協会、NYマルボロギャラリー、NYアートマガジン、NY市建設部等より高い推薦状を受けている。 |
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Biography 吉野美奈子 (画家・彫刻家・詩人) ニューヨークを拠点に活動する コンセプチュアル・ビジュアル・アーティスト。 |
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2001年 渡米。 一貫して「大いなる愛・宇宙的生命のつながり」をテーマに作品を発表。絵画・彫刻ともに作風は、有機的かつ霊的。建築、音楽、舞踊をはじめ様々なアーティストのインスピレーションとなりコラボレーションに参加、その活動はNYタイムズでもとりあげられる。日本、米国をはじめ世界の各地で作品を発表。 2004年6月、米国最古の彫刻協会ナショナル・スカルプチャー・ソサエティーより 「平和のためのシリーズ」にて新人賞奨学金を受賞。 2005年3月、NY国連NGOアースソサエティ表彰式にて、舞踊家佐藤道代ととも に吉野の絵画に基づくアートプレゼンテーション「アース&ヒューマニティ」を発表。地球保護に関わる世界の知識人より喝采をあびる。 2006年黒大理石の代表作「Awaken(目覚め)」通称黒姫により、全米女性作家協会より日本人女性彫刻家として初の名誉賞を受賞。 卓越した技による独自の世界観の徹底した表現と、多方面での活躍に、NYメトロポリタン美術館、国連エクジビション部、全米具象彫刻協会、NYマルボロギャラリー、NYアートマガジン、NY市建設部等より高い推薦状を受けている。 ハッタン57丁目のランドマークビルHearst Towerにて吉野の手がけた彫像12体(3メートル×12体)がライトアップされる。21世紀に残る仕事として、NYタイムズからも絶賛。さまざまなメディアを駆使してあらゆるステージで創り出される吉野の世界は、まさに歌のないオペラのような「視覚的体感空間」と言えるだろう。その世界は、人を自身に回帰させる「愛」というエネルギーに溢れている。 日本、米国、韓国の各地で作品を発表。2004年、米国最古の彫刻協会ナショナルスカルプチャーソサエティーより「平和のためのシリーズ」にて新人賞受賞。2005年、国連NGOアース・ソサエティ表彰式(NY国連プラザホテル)にて、吉野の絵画と詩「アース&ヒューマニティー」に基づくミクストメディアプレゼンテーションを発表。地球保護にかかわる世界の知識人たちより喝采をあびる。 |
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白川
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