『いろんなアートの形(yozgalleryとmottainainy) 』
No.017

 

こんにちは。NYから吉野美奈子です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
1月25日から2月15日まで、静岡県三島市のエクリュの森yozgallery さん主催の“彫刻家からの贈り物”という展覧会に吉野美奈子はEmbraceのシリーズから3点参加させていただいています。作品はその後箱根彫刻の森美術館内のギャラリーへ巡回する予定です。お近くの方はぜひお出かけくださいませ。www.yozgallery.com



さて、話は変わって、先週、コラボレートしている新規のメンズファッションブランド”mottainai ny”(デニムを中心とするカジュアルブランド)が、ロウアーマンハッタンで開催されているグローバル・プロジェクト・トレードショー(www.projectshow.com)でついに ワールドデビューしました。
グランドゼロの7WTCビル49階、目の前には”自由の女神”がすっと見える場所に私たちのブースはわりあてられ、その奮闘の日々に感じたことを今日はお届けしたいと思います。

デビューを前にスタッフ全員徹夜徹夜でふらふらになりながら、それでも2008年秋シーズン60ピースのコレクションがついについにお披露目となった。この”もったいない”という日本の美しい言葉、コンセプトを捨てるカルチャーに生まれたアメリカ人の彼らに伝えた私は、こうして形になって感無量である。
ロゴもフォントも、いろいろ候補はあったのに結局私の筆描きが採用となり、シンボルは一筆描の”山”である。ボタンもタグもこのブランドのなにもかもすべてが私の手描きを背負ってmottainaiというメッセージとともに世界に旅立ってゆくなんて、なんだかとても不思議な感じがする。

勿論、初シーズンで問題は山のようにあったけど、何かが起こる度にどうにかこうにかここまで切り抜けてきた。
いつの間にか私は、コラボレーター兼コーディネーターのポジションで、彼らのスタジオで明け方まで仕事をしていたり自分のスタジオにもどっても更に仕事を続けては、仮眠をとるメンバー3人を電話口から叩き起こしてから自分はベッドにどっと倒れ込む毎日だった。
この3人が自分たちでプロデュースしたmottainaiブランドを上から下まで初めて着たのがオープニングの日だった。
なんというか、彼らがずっと前から口にしていた夢がこうして現実になったことが本当に嬉しい。
私は情熱を持って学びながら前進する人たちが本当に好きなのだと思う。

記念すべき第一号のオーダーは"mottainai ny"にふさわしいNYはSOHOの自由で素敵なショップからだった。私は初めて自分の絵が売れた日のことを思い出した。
さらに、この3日間で私たちは世界の9件のストアーから受注をもらった。残念なことは日本人バイヤーでもファッションブランドとしてのmottainaiコンセプトがわからない人は多い。日本人だからこそわからないのかもしれない。
そういう人々はただ笑って通り過ぎてゆくのだけど何にも増して喜ぶべきことは、NYタイムスのライターをはじめエコマインドの日米のメディアから注目を浴びたことである。
全ての人にわかってもらえなくてもいいのだということを私も確かこんなふうに学んでいったと思う。
解りあえる人たちからつながってゆけばいい。

大切なことは、止めてはいけないということ。
どんな道にも簡単に叶う夢なんてないんだからあなたが夢から逃げなければ、夢はあなたから逃げたりしない。

続けていればきっとどこかにつながる。

どうか、全ての命を慈しむ言葉”mottainai”がもっと世界の言葉となりますように。

資本主義と物質主義のド真ん中ニューヨークから愛をこめて
“mottainai ny" ワールドデビュー


これもまた私のアートのひとつ。

美奈子



mottainai NYのwebsiteはこちら
「http://www.mottainainy.com/」

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『はじめまして、MINAKOです。―作品集の考え方―』No.001
『NYの OPEN STUDIO』No.002
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『ART BASEL in Miami Beach/世界へのアプローチ』No.004
『NYアートの洗礼』No.005
『ニューヨークアートを体験しませんか?』No.006
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『黒姫受賞とNYアート体験一期生』No.008
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絵画とダンスコラボレーション“つらなり”&
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『いろんなアートの形(yozgalleryとmottainainy) 』No.017

NYアート体験レポート

『NYアート体験レポート』No.001 石塚智寿 編
『NYアート体験レポート』No.002 よしだみおき 編
『NYアート体験レポート』No.003 加藤健太郎 編
『NYアート体験レポート』No.004 上原和江 編
『NYアート体験レポート』No.005 庄司 純 編




Biography

吉野美奈子 (画家・彫刻家・詩人)
ニューヨークを拠点に活動する
コンセプチュアル・ビジュアル・アーティスト。
吉野美奈子official website
吉野美奈子blog
2001年 渡米。 一貫して「大いなる愛・宇宙的生命のつながり」をテーマに作品を発表。絵画・彫刻ともに作風は、有機的かつ霊的。建築、音楽、舞踊をはじめ様々なアーティストのインスピレーションとなりコラボレーションに参加、その活動はNYタイムズでもとりあげられる。日本、米国をはじめ世界の各地で作品を発表。
2004年6月、米国最古の彫刻協会ナショナル・スカルプチャー・ソサエティーより 「平和のためのシリーズ」にて新人賞奨学金を受賞。
2005年3月、NY国連NGOアースソサエティ表彰式にて、舞踊家佐藤道代ととも に吉野の絵画に基づくアートプレゼンテーション「アース&ヒューマニティ」を発表。地球保護に関わる世界の知識人より喝采をあびる。
2006年黒大理石の代表作「Awaken(目覚め)」通称黒姫により、全米女性作家協会より日本人女性彫刻家として初の名誉賞を受賞。

卓越した技による独自の世界観の徹底した表現と、多方面での活躍に、NYメトロポリタン美術館、国連エクジビション部、全米具象彫刻協会、NYマルボロギャラリー、NYアートマガジン、NY市建設部等より高い推薦状を受けている。




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銀座の画廊ドットコム事務局 担当 羽鳥

 


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